
軽貨物の運賃が上がっているのではないか、と感じている荷主様は少なくありません。燃料価格の変動、ドライバー不足、安全規制の強化と、運賃に影響する要因が重なっているためです。本記事では、佐賀県神埼市を拠点に定期便・チャーター便を担う株式会社繋心物流が、現場の視点から運賃上昇の背景と荷主様が取れる対策を解説します。配送コストの見直しをご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
目次
軽貨物の運賃相場はどう変化しているか
軽貨物の運賃は、配送距離・時間・荷量・曜日などの条件によって、事業者ごとに設定されます。当社の料金表では、距離制・時間制・1日貸切チャーター便の3つの体系を設けています。主な料金は次のとおりです。
日曜日・祝日の運行は、上記運賃に3割増しとなります。帰り荷がある場合、復路は上記運賃の80%で対応しています。なお、定期便は料金表の対象外で、荷量や配送ルートに応じて個別にお見積もりします。
運賃が上がっている3つの理由

運賃を押し上げる主な要因は、燃料費、ドライバー不足、安全規制の強化の3つです。
① 燃料費(ガソリン代)の変動
軽貨物の燃料はガソリンが中心で、燃料費は運行コストの大きな部分を占めます。ガソリンの暫定税率は2025年12月31日に廃止されましたが、2026年2月末以降の中東情勢の悪化で原油価格が急騰し、ガソリン価格は同年3月16日に全国平均190.8円と過去最高を記録しました。その後は補助金措置を経て落ち着いたものの、税負担が減っても価格が短期間で大きく動く状況が続いています。
② 2024年問題によるドライバー不足
2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働に年960時間の上限規制が適用されています。国土交通省は、対策を行わなかった場合、営業用トラックの輸送能力が2024年度に約14%、2030年度に約34%不足する可能性があると試算しています。輸送能力の不足は、運賃面でも需給を引き締める要因です。
③ 2025年の安全規制強化
事業用の貨物軽自動車による事故件数が増加傾向にあることを受け、2025年4月から、貨物軽自動車運送事業者は営業所ごとに貨物軽自動車安全管理者を選任し、運輸支局へ届け出ることが義務となりました。1人で事業を行う場合も対象です。2025年3月末までに経営届出を行った事業者の選任期限は、2027年3月までとされています。講習の受講や届出など、安全管理にかかる事業者側の負担が増えています。
運賃上昇が荷主に与える影響
国土交通省は2024年3月、トラック運送の「標準的運賃」を、燃料高騰分なども踏まえて平均約8%引き上げました。令和6年度の実態調査では、運賃交渉を行っているトラック事業者は全体の74%にのぼります。運賃の見直し協議は、荷主様にとっても身近なテーマです。
スポット便は、依頼時の燃料価格や車両の空き状況の影響を受けやすい契約形態です。一方、定期便は条件を事前に取り決められるため、変動を抑えやすくなります。
また、運賃の安さだけで委託先を選ぶと、安全管理の対応が追いつかない事業者と取引するリスクがあります。既存事業者の安全管理者の選任期限は2027年3月までのため、委託先の選任・届出状況を確認しておくことが大切です。義務を果たさない場合は行政処分の対象となり、配送が止まるおそれがあります。
コストを抑えながら安定配送を確保する方法
運賃の上昇が続く局面では、単価そのものよりも、価格変動のリスクをどう抑えるかが重要です。荷主様が取れる対策は3つあります。
① 定期便・ルート便に切り替える
決まった曜日・ルートで継続的に配送する定期便・ルート便は、荷量や条件を見込んだうえで運賃を取り決められます。スポット便より運賃の見通しを立てやすく、予算管理もしやすくなります。
② 地元業者と長期契約を結ぶ
拠点と配送先が近い地元業者は、移動距離が短く、ルートの組み方も柔軟です。契約期間や、燃料価格が大きく変動した場合の協議方法をあらかじめ決めておくと、突発的な値上げ交渉を避けやすくなります。
③ スポット便依存を減らす
繁忙期や急な出荷に備えてスポット便を残しつつ、日常の配送は定期化します。出荷量の波を把握し、配送頻度や納品時間を調整できる部分は調整することで、無理のない運行計画になります。
・定期便・ルート便で、運賃の見通しを立てやすくする
・地元業者と長期契約を結び、変動時の協議方法を決めておく
・スポット便は必要な場面に絞り、日常配送は定期化する
繋心物流の料金・対応体制

繋心物流は、佐賀県神埼市を拠点に、製紙・段ボール・日用品メーカーなどの製造業を中心とした企業間配送を行っています。佐賀・福岡・長崎・熊本・大分の九州5県は当日配送が可能で、中国・関西エリアは翌着に対応しています。車両は軽バンと軽幌車で、最大積載量はいずれも350kgです。
便種は定期便・チャーター便・ルート便です。スポット的な配送は距離制・時間制、1日単位のご利用は貸切チャーター便の料金を基本とし、定期便は荷量やルートに応じて個別にお見積もりします。対応内容の詳細は業務案内ページをご覧ください。
久留米市への定期便についてはこちらの記事もご覧ください。
▼ 久留米市で定期便業者をお探しの企業様へ|対応エリア・料金・依頼方法を解説
神埼市エリアの軽貨物配送についてはこちらの記事もご覧ください。
▼ 神埼市の軽貨物配送業者をお探しなら|最短当日対応・地元密着の繋心物流
まとめ
軽貨物の運賃は、燃料価格の変動、ドライバー不足、安全規制の強化という複数の要因から、今後も見直しの圧力がかかる可能性があります。値上がりを前提に、早めに委託先を見直し、定期便・ルート便などで契約条件を整えておくことが、安定配送とコスト管理の両立につながります。軽貨物の運賃や定期便についてのご相談は、株式会社繋心物流へお気軽にお寄せください。







