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投稿日:2025年7月14日

【法改正対応】軽貨物運送事業の許可制度変更|2025年度の業界ルール変更点まとめ

佐賀県神埼市を拠点に福岡県全域で軽貨物配送サービスを展開する株式会社繋心物流では、2025年4月から施行される法改正について、お客様や業界関係者の皆様への情報提供を重要視しています。軽貨物運送事業における安全対策強化は業界全体の信頼性向上につながる重要な変更です。
 
本記事では、2025年4月から施行される貨物軽自動車運送事業の新制度について、具体的な変更点や企業への影響、対応方法まで詳しく解説いたします。
 

 

法改正の背景と目的

配送トラック
2025年4月1日から施行される貨物軽自動車運送事業における安全対策強化は、近年の配送需要急増と事故件数増加を受けた重要な制度改正です。EC市場の拡大により軽貨物配送の需要が急激に増加する一方で、安全管理体制の整備が追いついていない現状を改善することが主な目的となっています。

安全対策強化が求められる理由

軽貨物配送業界では、新型コロナウイルス感染症の影響によるEC需要の急増を背景に、配送件数が大幅に増加しました。これに伴い、配送効率を重視するあまり安全対策が後回しになる事例が散見されるようになりました。
 
国土交通省の調査によると、軽貨物運送事業者における安全管理体制の不備が事故要因の一つとして指摘されており、業界全体での安全意識向上が急務となっています。特に佐賀県神埼市から福岡県全域をカバーする当社のような地域密着型の軽貨物配送事業者においても、広域配送における安全管理の重要性が高まっています。
 

事故統計データから見る現状

国土交通省の発表データによると、平成28年から令和5年にかけて、保有台数1万台当たりの事業用軽自動車の死亡・重傷事故件数は約4割増加しています。この数値は軽貨物配送業界における安全対策の緊急性を示す重要な指標です。
 

期間
事故件数の変化
主な要因
平成28年〜令和5年
約40%増加
配送件数増加、安全管理体制不備
令和2年〜令和4年
特に顕著な増加
EC需要急増、新規参入者増加

参照:国土交通省「貨物軽自動車運送事業における安全対策を強化するための制度改正について」
 
九州北部エリアにおいても、福岡都市圏への配送集中により交通量が増加し、安全管理の重要性が高まっています。神埼市を拠点とする当社でも、福岡市や久留米市への定期配送において、安全第一の運営体制を構築しています。
 

 

2025年4月施行の主要変更点

2025年4月1日から施行される新制度では、貨物軽自動車運送事業者に対して5つの主要な義務が新たに課せられます。これらの義務化により、業界全体の安全水準向上と持続可能な事業運営の実現を目指しています。
 

安全管理者の選任義務化

新制度における最も重要な変更点は、営業所ごとの「貨物軽自動車安全管理者」の選任義務化です。この安全管理者は、運転者への指導監督、安全運転管理、事故防止対策の統括的な役割を担います。
 

選任要件
業務内容
営業所に常勤する者
運転者の指導監督
責任を持って職務を行える者
安全運転管理
講習受講済みの者
事故防止対策の企画・実施

参照:国土交通省「貨物軽自動車運送事業における安全対策を強化するための制度改正について」
 
安全管理者の選任は、事業者の規模に関わらず営業所ごとに義務付けられるため、個人事業主から法人まで全ての軽貨物運送事業者が対象となります。
 

講習受講の義務化

安全管理者に選任される者は、国土交通大臣の登録を受けた講習機関での講習受講が義務化されます。新たに選任される者は「貨物軽自動車安全管理者講習」を、既に選任されている者は2年以内に「貨物軽自動車安全管理者定期講習」を受講する必要があります。
 

重要ポイント
講習機関の登録開始は2025年1月頃を予定しており、事業者は施行日までに講習受講計画を立てておく必要があります。九州エリアでの講習機関についても、国土交通省から随時発表される予定です。

 

記録管理の強化

新制度では、業務記録と事故記録の作成・保存が義務化されます。これにより、運転者の労働状況や安全管理状況の可視化が図られ、継続的な改善活動の基盤が整備されます。
 

記録種別
保存期間
記録内容
業務記録
1年間
労働時間、休憩時間、走行距離等
事故記録
3年間
事故発生状況、原因分析、対策等
点呼記録
1年間
健康状態、酒気帯び確認等

参照:国土交通省「改正貨物自動車運送事業法(令和7年4月1日施行)について」
 

業界への影響と対応策

法改正により軽貨物配送業界では、短期的にはコスト増加や業務プロセスの変更が予想されますが、中長期的には業界全体の信頼性向上と持続可能な成長基盤の構築が期待されます。
 

事業運営への影響

新制度導入により、軽貨物運送事業者には以下の具体的な変化が生じます。まず管理コストの増加として、安全管理者の人件費、講習受講費用、記録管理システムの導入費用などが挙げられます。
 
一方で、安全対策の強化により事故率の低下が期待され、保険料削減や顧客からの信頼向上につながる可能性があります。特に企業向け配送では、安全管理体制が整備された事業者への発注集中が予想されるため、競争優位性の確保にもつながります。
 

対応のポイント
法改正への対応では、早期の準備開始が重要です。安全管理者の選任、講習受講計画の策定、記録管理システムの整備を段階的に進めることで、スムーズな移行が可能となります。

 

佐賀・福岡エリアでの対応

佐賀県神埼市を拠点とする軽貨物配送事業者にとって、福岡県全域をカバーする広域配送における安全管理は特に重要な課題です。高速道路を利用した長距離配送や、福岡都市圏での交通量の多い環境での配送において、安全管理体制の強化は必須となります。
 
九州運輸局管内での講習機関設置状況や、地域特性を考慮した安全対策についても、今後の国土交通省からの発表を注視する必要があります。当社のような地域密着型事業者では、地元の商工会議所や運送事業者団体との連携により、情報共有と相互協力体制の構築を進めています。
 

法改正への適切な対応で業界の信頼性向上を

2025年4月から施行される軽貨物運送事業の法改正は、業界全体の安全水準向上と持続可能な発展を目指した重要な制度変更です。安全管理者の選任義務化、講習受講の義務化、記録管理の強化という3つの主要変更点により、事業者には新たな責任と義務が課せられますが、これらの対応により業界の社会的信頼は大きく向上することが期待されます。
 
佐賀県神埼市から福岡県全域をカバーする当社では、法改正を機会として捉え、より安全で信頼性の高い配送サービスの提供に努めてまいります。お客様には安心してご利用いただける体制づくりを推進し、地域の物流インフラとしての役割を果たしてまいります。
 


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